「今月の電気代、なんか高くない…?」
そう感じているあなた、気のせいではありません。2026年4月、政府が3年以上続けてきた「電気代補助金」がついに完全終了しました。
さらに6月には燃料費調整での追加値上げ、再エネ賦課金も引き上げ……と、家計を直撃するニュースが続いています。
在宅でゆるFIREを目指している我が家にとっても、電気代は「固定費のボスキャラ」。でも、焦る必要はありません。今すぐできる対策は、意外とたくさんあります。
この記事でわかること
✅ 2026年の電気代がいくら上がったのか(数値で整理)
✅ 電力会社の乗り換えで節約できる可能性のあるポイント
✅ 在宅FIRE民が実践している節電の小さな習慣
2026年、電気代はいくら上がった?補助金終了の影響を整理
2023年から続いた「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は段階的に縮小され、2026年4月にゼロになりました。
| 時期 | 補助額(1kWhあたり) | 家計への影響 |
|---|---|---|
| 〜2026年3月 | 1.5円(縮小後) | 一部緩和あり |
| 2026年4月〜 | 0円(完全終了) | 補助なし |
| 2026年6月〜 | 0円+燃料費調整値上げ | さらに負担増の見込み |
加えて再エネ賦課金【再生可能エネルギー発電促進賦課金:電気代に上乗せされる国の負担金】も、2025年度の3.98円/kWhから2026年度は4.18円/kWhに引き上げ。月350kWh程度使うご家庭では、補助金終了前と比べて月あたりの負担が増えている可能性があります(電力会社・地域・使用量によって異なります)。
「電気代が高い」と感じているなら、それはあなたの感覚が正しいです。
まず確認!あなたの電力プランは最適か?
乗り換えの前に、まず現状把握から始めましょう。
ステップ1:検針票(電気料金明細)を手元に用意する
・現在の電力会社名・プラン名
・月間使用量(kWh)
・基本料金・従量料金・再エネ賦課金の内訳
ステップ2:電力比較サイトで試算する
エネチェンジ、電力比較.com などの比較サイトに上記の情報を入力すると、現プランと他社料金を並べて確認できます。「乗り換えると年間でどのくらい変わりそうか」の目安が数分でわかります。
ステップ3:同じ会社内のプラン変更も検討する
乗り換え以前に、同じ電力会社でも「時間帯別料金プラン」「EV割引プラン」など複数の選択肢があります。在宅時間が長いFIRE民なら、昼間の電力消費パターンに合ったプランを探す価値があります。
電力会社を乗り換える前に知っておきたいこと
- 解約違約金の確認:現在のプランに縛り期間がある場合、解約時に費用が発生することがあります
- セット割が外れる可能性:ガス・インターネットとセットで割引を受けている場合、個別に計算し直すことが必要です
- 新電力の信頼性確認:2021〜2022年の電力逼迫で多くの新電力が撤退した経緯があります。サービス継続年数・親会社の安定性を事前に確認しましょう
- 切り替えまでの期間:申し込みから実際の切り替えまで1〜2ヶ月かかることが一般的です
在宅FIRE民が実践している節電の小さな習慣
乗り換えと並行して、「使い方」の見直しも積み重ねになります。
① エアコンの設定温度を1〜2℃見直す
夏:27℃→28℃、冬:21℃→20℃の調整で消費電力が変わることがあります(機種・環境により差があります)。サーキュレーターと組み合わせると体感温度が変わりやすくなります。
② 使わない機器の待機電力をカット
テレビ・レコーダー・ゲーム機など、まとめてスマートプラグで管理すると「電源オフの癖」がつきやすくなります。我が家ではリビングのコンセント1列をスマートプラグにまとめています。
③ 洗濯・食洗機は夜間に回す
時間帯別割引プランを選んでいる場合、深夜〜早朝に使用することでコストが抑えられる可能性があります。タイマー機能のある家電は積極的に活用しましょう。
④ スマートメーターアプリで「見える化」する
大手電力会社の多くは、スマートメーターのデータをアプリで確認できます。「いつ電力を多く使っているか」が見えると、対策が立てやすくなります。
コスト比較・シミュレーション(あくまで目安)
以下はあくまで参考値です。実際の削減効果はご家庭の状況・地域・電力会社によって大きく異なります。
| 対策 | 月間削減の目安(概算) | 手間 | 初期費用 |
|---|---|---|---|
| 電力会社乗り換え | 500〜2,000円前後 | 申し込み1回 | 基本0円 |
| 同社プラン変更 | 200〜800円前後 | 設定変更のみ | 0円 |
| 待機電力カット | 100〜300円前後 | 日常習慣 | スマートプラグ代のみ |
| エアコン設定見直し | 100〜500円前後 | 設定変更のみ | 0円 |
※上記の金額はあくまで試算の目安であり、特定の削減額を保証するものではありません。
ゆるFIREとの接点 — 電気代が「出口戦略」に効く理由
ゆるFIREを目指す上で、固定費は「静かな敵」です。
仮に現在の生活費が月24万円のご家庭が、電気代対策で月2,000円を削減できたとすると…
- 年間 24,000円 の削減
- FIRE後の取り崩しを年間24,000円分減らせる
- それが30年続けば、単純計算で 72万円分 の資産寿命を延ばす効果
もちろん実際には運用利回りや生活変化もありますが、「固定費を下げる=FIRE後の資産が長持ちする」という構造は変わりません。
電気代の見直しは、NISAや節税と並んでゆるFIRE戦略の基本動作。手間がかかるように見えて、一度やると毎月効き続ける「仕組みの投資」です。
注意点・安全情報(知っておくと安心な3点)
① 訪問販売・電話勧誘には慎重に
「電力自由化」を名目にした訪問販売・リース契約のトラブルが継続して報告されています。必ず公式サイトまたは信頼できる比較サイト経由で手続きを行い、その場での契約は避けましょう。
② FIT制度の最新情報を確認
太陽光パネルをご利用の方は、FIT制度【固定価格買取制度:太陽光発電などで作った電気を一定期間・固定価格で電力会社に売れる制度】の変更が売電収入に影響することがあります。最新の制度内容は資源エネルギー庁の公式サイトをご確認ください。
③ 節電目的の電気工事は必ず有資格者へ
コンセント増設・分電盤の改造など、電力量を管理するための電気工事は必ず有資格の電気工事士に依頼してください。DIYでの電気工事は感電・火災のリスクがあり、電気工事士法違反にもなります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 乗り換えで電気が止まることはありますか?
通常はありません。送電線はそのまま使用し、料金の請求先と供給契約先が変わるだけです。切り替えの瞬間に停電することは基本的にないと考えて問題ありません。
Q2. 新電力は大手より品質が落ちますか?
送電品質は大手電力会社と同じ電力網を使うため変わりません。電気の品質自体には差がないと考えられています。
Q3. 賃貸住宅でも乗り換えはできますか?
基本的には可能です(オール電化マンション・高圧一括受電方式の物件を除く)。管理会社や賃貸借契約の内容を事前に確認しましょう。
Q4. 蓄電池・太陽光の導入は今が得?
補助金(国・自治体)の内容は毎年変わるため、一概には言えません。複数の業者から見積もりを取り、導入費用・補助金・想定削減効果のシミュレーションを比較してから判断するのが安全です。「必ず元が取れる」という説明をする業者には注意が必要です。
Q5. 電力会社を乗り換えるとガスや水道も変わりますか?
電力だけの契約であれば、ガスや水道への影響はありません。ただし現在セット割を利用している場合は、電気を別会社にすると割引が外れる可能性があるため事前に確認してください。
まとめ
✅ 2026年4月の補助金完全終了+再エネ賦課金引き上げで、電気代の家計負担は増加傾向にある
✅ まず「検針票の確認→比較サイトでの試算」から始めると、コストゼロで最適プランが見えてくる
✅ 乗り換え+小さな節電習慣の積み重ねが、ゆるFIREの出口戦略を着実に強化する
次の一歩: 今月の検針票を手に取り、電力比較サイトに使用量を入力してみましょう。それだけで「乗り換えたほうがいい?」の答えが見えてきます。
電気代が高いと気づいたそのタイミングが、見直しのベストタイミング。ゆるく、賢く、固定費を整えていきましょう!
※この記事は個人の体験・情報共有であり、専門的な助言ではありません。電気工事は必ず有資格の電気工事士に依頼してください。防災対策はお住まいの地域・環境に応じてご判断ください。最新の制度情報は各省庁・自治体の公式サイトをご確認ください。

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