「ChatGPT Plus、月額3,000円ちょっと払い続けるの、正直しんどくなってきた…」
そう感じたことはありませんか?
かくいう私も、ChatGPT Plusに課金しながら「使ってるのは投資の銘柄調べと家計シミュレーションだけなんだよな」と思っていた時期がありました。
そんな悩みを一気に解決してくれたのが、中国発のAI「DeepSeek【ディープシーク】」です。2026年初頭に爆発的に話題になったこのAI、実はChatGPT-4oに匹敵する性能が完全無料で使えます。特に「考えながら回答する」推論モード(R1)は、投資分析のような複雑な計算や比較が得意。
この記事でわかること:
- DeepSeekの無料登録から使い始めるまでの手順
- 銘柄リサーチ・ポートフォリオ分析への具体的な使い方
- ChatGPTとの正直な比較(安全性・精度・コスト)
DeepSeekとは?30秒でわかる概要
DeepSeekは、中国のAI企業「深度求索」が開発した大規模言語モデルです。2025年末〜2026年初頭にかけて、「GPT-4o並みの性能をほぼゼロコストで実現した」として世界中で話題に。米国のAI関連銘柄が急落する「DeepSeekショック」を引き起こすほどのインパクトでした。
できること
- 日本語での質問・回答(精度が高い)
- 数式・シミュレーション計算
- 長文の要約・比較分析
- コーディング支援
- Web検索(一部モデル)
できないこと・注意点
- リアルタイムの株価取得(自分でコピペが必要)
- PDFの直接アップロード(現時点でウェブ版は制限あり)
- 中国政府が敏感とするトピックへの回答(検閲あり)
使い方手順:登録〜投資分析まで5ステップ
Step1. 公式サイトにアクセス
ブラウザで「chat.deepseek.com」にアクセスします。スマホアプリ版(iOS/Android)もありますが、投資分析には画面の広いPC版がおすすめです。
Step2. アカウント登録(無料・2分)
「Sign Up」をクリック → メールアドレス(またはGoogle/Appleアカウント)で登録します。クレジットカードは不要です。
Step3. モデルを選ぶ
画面左上のモデル選択から、用途によって切り替えます。
| モデル | 特徴 | 投資分析への適性 |
|---|---|---|
| DeepSeek-V3(通常) | 高速・流暢な回答 | 情報まとめ・文章生成向き |
| DeepSeek-R1(推論モード) | じっくり考えて回答 | シミュレーション・比較分析向き ◎ |
→ 投資分析には「Deep Think(R1)モード」を推奨。
Step4. プロンプトを入力
日本語でそのまま質問できます。次のセクションで実際のプロンプト例を紹介します。
Step5. 回答をコピーしてスプレッドシートや手帳に転記
AIが出した数値はあくまで参考値。最終判断は必ず自分で行いましょう。
活用例3パターン:これが私のDeepSeek投資リサーチ術
パターン①:銘柄の基本情報まとめ(情報収集)
プロンプト例:
以下の情報を整理してください。銘柄:トヨタ自動車(7203)
・ビジネスモデルの概要
・主な収益源とリスク要因
・同業他社(ホンダ、日産)との強み・弱みの比較
初心者にもわかる言葉で、箇条書きでまとめてください。
使ってみた感想:ChatGPT-4oと比べてもほぼ遜色なし。「トヨタのBEV戦略のリスク」について聞いたとき、競合の動向まで含めて丁寧にまとめてくれました。この作業、以前は30分かけてIR資料を読んでいたのが3分に。あの30分は何だったのか。
パターン②:ポートフォリオのリスク分析
プロンプト例:
私のNISA成長投資枠のポートフォリオを分析してください。
・S&P500インデックスファンド:40%
・FANG+インデックス:30%
・日本株高配当ETF:20%
・ゴールドETF:10%
リスク分散の観点から、このポートフォリオの強みと弱みを教えてください。
また、改善案があれば提案してください(投資助言ではなく、情報提供として)。
DeepSeek(R1モード)が「考え中…」と推論ステップを見せながら、各資産クラスの相関関係を丁寧に解説。「FANG+とS&P500は相関が高いため、分散効果が弱い可能性がある」という指摘は参考になりました。
パターン③:ゆるFIRE達成シミュレーション
プロンプト例:
以下の条件で、FIRE達成に必要な資産額と目安年数を試算してください。
・現在の年齢:35歳
・年収(手取り):400万円
・毎月の積立可能額:5万円
・現在の金融資産:200万円
・目標:生活費月20万円でのゆるFIRE
・想定利回り:5%(年率)
途中経過も含めて、わかりやすく表で見せてください。
Excelでやると30分かかるシミュレーションが1分で完成。しかも「インフレ率を考慮すると…」という追加視点まで提供してくれました。
ChatGPTとの比較:正直なところを表で整理
| 比較項目 | DeepSeek(無料) | ChatGPT(無料版) | ChatGPT Plus(月約3,000円) |
|---|---|---|---|
| 日本語精度 | ◎ 高い | ○ 普通 | ◎ 高い |
| 推論・計算力 | ◎(R1モード) | △ | ◎ |
| 最新情報の検索 | △(限定的) | △ | ○ |
| PDF/画像アップロード | △(制限あり) | × | ◎ |
| 無料での利用 | ◎ 完全無料 | ○ 制限あり | ×(月額課金) |
| データの安全性 | ▲ 中国サーバー | ○ 米国 | ○ 米国 |
正直な結論:「銘柄調べ・家計シミュレーション・文章まとめ」だけならDeepSeekで十分。PDF解析や最新ニュースとの連携が必要な場面はChatGPTと使い分けるのがベストです。
知っておくと安心:注意点4つ
① 個人情報・証券口座情報は絶対に入力しない
DeepSeekのサーバーは中国にあります。証券口座の番号・マイナンバー・パスワードなど個人を特定できる情報は一切入力しないでください。架空の数値でシミュレーションする分には問題ありません。
② AIの回答は参考情報であり、投資判断の根拠にしない
DeepSeekが出す数値やアドバイスはあくまで情報提供です。実際の投資判断は自己責任で行い、必要であれば専門家に相談してください。
③ 中国政治に関する話題は回答が得られないことがある
特定のトピックについて検閲や回答拒否が発生することがあります。投資分析の用途では問題になることはほぼありませんが、知識として持っておきましょう。
④ サーバー負荷で回答が遅くなることがある
無料ゆえにユーザーが集中すると「回答が遅い」「エラーが出る」ことがあります。日本時間の昼間は比較的安定していることが多いです。
よくある質問(Q&A)
Q1. DeepSeekは本当に完全無料ですか?
A. ウェブ版(chat.deepseek.com)とスマホアプリは現在完全無料で利用できます。APIを使った開発目的では料金が発生しますが、個人の投資分析・家計管理用途なら無料で十分です。
Q2. ChatGPTから完全に切り替えるべきですか?
A. 「切り替え」ではなく「使い分け」がおすすめです。コスト重視の日常分析はDeepSeek、最新情報の検索やPDFアップロードが必要な場面はChatGPTという組み合わせが現実的です。
Q3. 日本語で問題なく使えますか?
A. はい、日本語に完全対応しています。日本語で質問すれば日本語で回答が返ってきます。精度も高く、自然な日本語でやり取りできます。
Q4. スマホからも使えますか?
A. iOS・Androidアプリがあり、スマホからも利用可能です。ただし投資分析など複雑な作業には、画面の広いPC版がおすすめです。
Q5. 入力したデータのプライバシーは大丈夫ですか?
A. 中国のサーバーにデータが送信されます。証券口座番号・マイナンバーなどの個人情報は絶対に入力しないでください。架空の数値や一般的な質問であれば実用上は問題ありません。
まとめ
- DeepSeekはChatGPT-4o並みの性能が完全無料で使えるAI
- 投資分析・シミュレーション・銘柄比較はR1(推論)モードが得意
- 個人情報の入力を避ければ、家計・投資リサーチの強力な相棒になる
まずは「chat.deepseek.com」を開いて、自分のポートフォリオのリスク分析をひとつ聞いてみてください。「えっ、これタダでいいの?」という感覚、きっと味わえますよ。
この記事は個人の情報共有であり、投資助言ではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。制度の詳細は金融庁・国税庁の公式サイトをご確認ください。


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